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GPHG 2020のカレンダー&天文時計賞は、ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・パーペチュアルカレンダー・エクストラフラット・スケルトン」

ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020(GPHG 2020)にて、ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・パーペチュアルカレンダー・エクストラフラット・スケルトン」が、カレンダー&天文時計賞を受賞した。


ヴァシュロン・コンスタンタン「オーヴァーシーズ・パーペチュアルカレンダー・エクストラフラット・スケルトン」
自動巻き。(Cal.1120 QPSQ/1)。36石。パワーリザーブ約40時間。1万9800振動/時。18KPG(直径41.5mm、厚さ8.1mm)。5気圧防水。時価。ブティック限定。


超薄型のケースにおさめられたパーペチュアルカレンダー機構
 オールゴールドのモデルとして発表された「オーヴァーシーズ・パーペチュアルカレンダー・エクストラフラット・スケルトン」。ムーブメントには厚さ4.05mmという超薄型の自社製ムーブメント、キャリバーCal.1120 QPSQ/1を搭載している。複雑機構のパーペチュアルカレンダーに精通した熟練の時計師と、機械式ムーブメントにオープンワークを施せる高度な技をもつ職人がいて初めてこの時計は完成するのだ。

2100年まで手動調整がいらない優れたムーブメント
 パーペチュアルカレンダーの機能は、2100年の3月1日まで日付、曜日、月、ムーンフェイズの各表示が調整不要。この機能を持ちながら、超薄型に仕上げているのは驚くべき技術だ。ダイアルからは複雑なオープンワークにより、ムーブメントの内部を仔細に眺めることができる。ケースバックからは輪列と、NAC加工が施された弓型の22Kゴールド製のローターを鑑賞することができる。マルタ十字を模した形にデザインされたこのローターをオープンワークにするのは「オーヴァーシーズ」コレクションにおいて、初めての試みとなっている。

素晴らしい装飾と精緻な仕上がりが魅力的な、このジュネーブ・シール取得の自動巻きキャリバーは、スケルトン加工を施したムーブメントを代表する逸品だ。透かし細工とエングレービングが施されたローターは、ブランドの紋章であるマルタ十字を配し、メカニズムの機能美を高める装飾となっている。
 今回ジュネーブ・ウォッチメイキング・グランプリ 2020でカレンダー&天文時計賞を受賞するにあたり、同社のCEOルイ・フェルラは次のように述べた。

「まず今回の受賞に対して評価したいのは、私たちの社員、そして取引先パートナーやサプライヤーのみなさまの才能です。そのみなさま全員とこの賞を共有したいと思います。さらに、私たちに常に挑戦し、高みに押し上げてくれる存在である他メゾンすべてに対しても感謝したいと思います。スイス時計業界と製造技術のノウハウを保護する彼らの活動に対し、重ねて感謝申し上げます。特に現在の社会情勢において、高い回復力とその情熱に敬意を表します。これらは必要不可欠な価値観であり、私たち全員にとって革新性を促し、居場所をもたらし続けます」


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